顔面骨折の術後経過とリハビリ|複視の悪化から再手術を決断するまで

1. 頬骨骨折の術後の経過と「複視」の気づき

術後の入院中は、枕を高くして過ごしました。
手術翌日に歩行練習をはじめ、3日目にはひとりでトイレにも行けるようになりました。

顔の腫れのピークは「術後2〜3日」と主治医の先生から聞いていましたが、
その通り4日目から少しずつ引いてきました。

とはいえ、見慣れた自分の顔とはかけ離れていて…
鏡を見るたびに胸がきゅっと痛くなりました。

痛みや痺れは日によって違い、手術から3日後が一番つらかったです。
この頃から引き攣れのような違和感も出てきました。

さらに、術後の“目の動きのチェック”で右上の視界がぼやける感覚がありました。

「これが、複視…?」
そんな小さな違和感が最初のサインでした。

2. 複視がどんなふうに見えるのか

「物が二重に見える」状態を複視といいます。

私の場合、正面の見え方は問題ありませんが、
真上・右斜め上の視界が二重に見える状態でした。
日常生活で大きな支障はなく、当初はそれほど不安はなかったです。

ただ、腫れが引いた頃に 「目の高さの左右差」 に気づき、不安が大きくなっていきます。

3. 退院後の診察──複視の増悪と目の左右差

手術から1週間で退院。
その10日後の診察でCT撮影をしました。

結果、術前より眼窩底がさらに落ち込んでいることが判明。

術前も眼窩底は骨折していましたが、複視がなかったため、1度目の手術では触れなかったとのこと。
術後に眼窩底がさらに落ち込むのは稀なケースだそうです。

4. 再手術を決めた理由

眼球の位置が左右で違うため
・複視の悪化
・右目が凹んで見える(眼球陥没)

という状態に。

主治医の先生からは
「日常生活に支障がなく、見た目の左右差も気にならないのであれば再手術をする必要はない」と言われました。

それでも私は、以下の理由で再手術を決意しました。

• 腫れが完全に引いたら、さらに右目が凹んで見える可能性
受傷1ヶ月以内なら間に合うと言われたこと
• どこまで良くなるかはわからなくても、改善の可能性があること

視神経の近くの手術で、視力障害や失明のリスクも聞きました。
怖くないはずがありません。

でも、「やらない後悔はしたくない」
その気持ちが背中を押してくれました。

そして何より、主治医の先生が私の気持ちに寄り添い、
無理強いせず丁寧に向き合ってくださったことも、大きな決め手でした。

5. 術後に始めたリハビリとセルフケア

腫れや内出血を流すためのリハビリ

術後すぐに始めたのが「歩くこと」。

主治医の先生から「歩くことで腫れの引きが早い」と聞き、
入院中から廊下を歩いていました。

退院後も、体と相談しつつ散歩をするように心がけていました。
外に出ると気分転換にもなるので良かったです。

ヨガも再開しました。
ヨガといっても軽いストレッチ系のポーズを行いました。
頭を下げる姿勢は違和感があったので無理せず調整しました。

久しぶりのヨガは、体だけでなく心もほぐれて軽くなる感覚がありました。

硬さをほぐすセルフケア

まだ腫れが残っていたので、この時期は顔ヨガはできませんでした。

その代わりに取り入れたのが
頭皮マッサージ(特に骨折側はガチガチでした)
耳まわし
• ゆっくりした呼吸

受傷後は頭皮が硬く、特に骨折した右側はガチガチでした。
頭痛が増えていたのも、この影響があったのかもしれません。

複視改善のための“目のリハビリ”

医師から教えてもらったリハビリです。

• 頭を動かさずに左右の対象物を見る
• 5円玉を吊るして、目で追う練習

地味な動きですが、「今できること」を一つずつ積み重ねた時期でした。

6. 同じように複視や術後の不安がある方へ

手術が終わったあと、ホッとしたのも束の間
「これからどうなるんだろう」と不安が押し寄せてくるかもしれません。
私もそういう時期がありました。

同じように顔面骨折を経験した方からも

「どこまで良くなる?」
「腫れはいつ引く?」
「後遺症は残る?」

といった声をよくいただきます。

今あなたが抱えている悩みはあなただけではないです。
不安な気持ちになって当然だと思います。

怪我の状態や回復のスピードは人それぞれですが、
私の経験が少しでも心の助けになれば嬉しいです。

顔の骨折は”時間”が解決してくれることもあります。
でも「今しかできないこと」もあります。
あなたが後悔ないように、前へ進めますように。

次回は
《再手術当日~その後の経過》 をお伝えします。

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術後の経過写真や、ご質問への回答も掲載しています。

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